サイトの記事を書く際、まずはキーワードを決めなければなりません。
では、こういったキーワードは、どのようなものを選定したらいいのでしょうか?
当然、実際に検索されているキーワード、つまり「需要のあるキーワード」を選ぶ必要があります。
誰も検索していないようなキーワードで記事を書いても、誰も訪問してくれないからですね。
ただ、最近はネットビジネスに参入する人が増えてきたため、たとえ需要のあるキーワードを選んだとしても、上位表示が難しくなっています。
この記事では、そういった厳しい状況のなかで、どのようにしてサイトのキーワードを選び、上位表示を狙っていったらいいのか、ということについて解説していきたいと思います。
キーワード選定の「3つの方法」
サイトのキーワード選定に対するアプローチには、以下の3つの選択肢があります。
- ライバルが少ないキーワードを選んで参入する
- ライバルにかまわず、あらゆるキーワードに参入する
- ライバルが気づいていない「お宝キーワード」を見つける
実際にあなたがキーワードを選定する際は、この3つをバランスよく取り入れることをお勧めします。
なぜなら、そのようにすることで、検索結果に「いろいろなキーワードで」上位表示される可能性が高まるからです。
ただ、3つの方法を取り入れたからといって、簡単に上位表示が達成できるわけではありません。
いまやネットビジネスには多くの人が参入するようになり、必然の結果として、「検索キーワードの飽和」という現象が起こるようになったからです。
つまり、あらゆるキーワードに対して、多くの人が参入するようになったため、「上位表示の奪い合い」になり、その結果として、どのキーワードでも上位表示が難しくなってきたのです。
ここからは、そのような前提のうえで、3つそれぞれの選定方法について見ていきたいと思います。
①ライバルが少ないキーワードを選んで参入する
ライバルが少ないキーワードを選んで参入するという方法は、もっとも「無難」なキーワード選定方法といえます。
あえて「ライバルが多い市場」に参入するよりも、「ライバルがまだ少ない市場」に参入したほうが成果を出しやすいわけですね。
いわゆる「ビッグキーワード」といわれる、1語だけからなるキーワードは、ライバルがひしめいている傾向にあります。
なぜなら、そういった1語のキーワードというのは、「検索する人」つまり「需要」が多いからですね。サイトへの莫大なアクセスが見込めるために、多くの人は、このビッグキーワードを狙うわけです。
ただ、検索結果の1ページ目、つまり10件ほどのなかにサイトが表示されないと、検索結果からのアクセスはほとんど得られません。
そして、ビッグキーワードで検索されたときに、10件のうちに入るためには、強力なライバルたちとの「熾烈な戦い」を避けて通れないことは言うまでもないわけです。
ですから、これからあなたが、サイトを運営していくのなら、そういった1語のビッグキーワードを避け、複数のキーワードからなる「複合キーワード」を狙うことが得策となります。
ただ、最近では、さらにライバルが増え続けているため、「2語からなる複合キーワード」であっても、上位表示が難しくなっています。
ですから、ライバルの少ない市場を狙うのであれば、「3語以上の複合キーワード」を狙うことをお勧めします。
ちなみに、こういったキーワードは、検索結果の画面の上や下に表示されている、以下のようなキーワードを参考にするのがふつうです。
上記の画像では、「2語からなる複合キーワード」が表示されていますが、このうちのどれかをクリックすると、そのページの同じ箇所に「3語からなる複合キーワード」が表示されることがあるので、試してみてください。
もしくは下の画像のように、検索ボックスに何かのキーワードを入れると、「検索候補」がズラッと出てきますので、それを参考にして決めてもよいかと思います。
②あらゆるキーワードに参入する
つぎは、先ほど挙げた3つのうち、2つ目の「ライバルにかまわず、あらゆるキーワードに参入する」について見ていきます。
この方法は、1語だけからなるビッグキーワードだろうが、2語以上からなる複合キーワードだろうが、かまわずに、どんどん狙っていくという戦法です。
サイト運営者のなかには、このようなキーワード選定方法を採用している人は、けっこういます。
とりあえず「ビッグキーワード」を狙った記事を書いておけば、もしかしたら上位表示されるかもしれない、と考えるからですね。
もちろん、これだけライバルがひしめているなかで、1語のビッグキーワードで上位表示されることは、至難の業といえますが、可能性はゼロではないわけです。
この2つ目の戦略の場合、当然のことながら、「2語以上からなる複合キーワード」でもどんどん記事を書いていきます。
そして、この戦法が有効性を発揮するために欠かせないことは、あなたのサイトを「強く」していく、ということです。
サイトを強くするためには、記事数をどんどん増やしていくことが基本です。
つまり、「キーワードにライバルが多いか、少ないか」といったことは気にせずに、どんどんいろいろなキーワードで記事を増やしていくわけですね。
だいたい、まずは100記事が目標となります。
このラインを超えれば、そのサイトは、「パワーサイト」としての資格が十分にあると考えられるからです。パワーサイトというのは記事数の多い、ボリュームのあるサイトのことをいいます。
このように、パワーサイトを目指して、いろんなキーワードに参入していくという戦略をとれば、「2語からなる複合キーワード」でも、十分に上位表示を狙えるポテンシャルが得られるようになるはずです。
③「お宝キーワード」を見つける
先ほど挙げた3つのうち、最後の選択肢は「お宝キーワードを見つける」というものです。
ただ、これは言葉でいうのは簡単ですが、実際に「お宝キーワード」を見つけることは、簡単ではありません。
お宝キーワードというのは、ライバルがまだ気づいていないようなキーワードのことです。
しかし、これだけライバルがひしめいているネットビジネス業界ですから、「ライバルがまだ気づいていないキーワード」というのは、なかなか存在しないものです。
ただ、もちろん、「お宝キーワード」がまったく存在しないのか?というと、そんなことはありません。
この「お宝キーワードを見つける」という方法に関しては、2つ目の選択肢、つまり「パワーサイトを作る」という方法と並行して行うことがふつうです。
つまり、お宝キーワードを探すこと「だけ」に時間を割いてしまっては、時間の無駄に終わりかねない、ということですね。
ちなみに、お宝キーワードというのは、キーワードツールで見つけるのではなく、ターゲットの「願望」や「悩み」から推測していきます。
たとえば、ダイエットであれば、
「健康的に痩せたい」
「なかなか痩せれない」
「すぐにリバウンドしてしまう」
このような願望や悩みを、まずはエクセルなどに書き出し、そういった願望や悩みを眺めながら、
「もしも、こういった願望や悩みをもつ人が検索キーワードを打ち込むとしたら、それはどんなキーワードだろう?」
と考えることで、ライバルがまだ気づいていない「お宝キーワード」が見えてくることがあります。
ぜひ、このような「自分の頭で考えるキーワード発掘法」を試してみてくださいね。
3つの方法をバランスよく取り入れる
以上、この記事では、サイトのキーワードを選定する方法について解説してきました。
そして、その具体的な方法として、以下の3つのアプローチをご紹介しました。
- ライバルが少ないキーワードを選んで参入する
- ライバルにかまわず、あらゆるキーワードに参入する
- ライバルが気づいていない「お宝キーワード」を見つける
そのうえで、この3つをバランスよく取り入れていけば、それだけいろいろなキーワードで上位表示できる可能性が高まる、ということでしたね。
ただ、今のネットビジネス業界は、ライバルがどんどん増え続けているため、どのキーワードに参入したとしても、簡単に上位表示できるわけではない、ということもお伝えしました。
その前提のうえでいえば、もしあなたが初心者なのであれば、1つ目の戦略をとって「3語以上の複合キーワード」を狙うことが無難です。
でも、それだけでは、すぐにキーワードが尽きてしまいます。
ですから、そのようなキーワードを狙いつつも、「パワーサイト」を構築し、2つ目の戦略にも挑戦していってください。
そして、時間があるときにでも、ライバルがまだ知らない「お宝キーワード」を探してみてください。
この3つのキーワード戦略をバランスよく取り入れていくことで、たとえ後発組であっても、ネットビジネスで十分に成果を上げていくことが可能になります。
ぜひ、ここまでで解説してきた3つの方法を参考にして、キーワードを選定していってください。