WEBのセールスレターには、読み手にストレスを与えてしまっているものが多くあります。

そういった広告を目にした読み手は、すぐにその広告から去ってしまう可能性が高くなります。

そうなると、もちろんのこと、その広告の成約率は低くなってしまうわけですね。

この記事では、WEBのセールスレターにおいて、読み手に「ストレス」を与えてしまう6つのケースについて解説していきたいと思います。

読み手に与えている「6つのストレス要因」とは?

「縦に長いセールスレター」は、かつて、WEB上で情報商材を売るために使われ始めました。

ところが今では、化粧品やサプリメントなど、WEB上でふつうの商品やサービスを売る際にも、セールスレターが、当たり前のように使われるようになっています。

そういった、商品やサービスを売るための「WEBのセールスレター」において、読み手にストレスを与えてしまうものをよく見かけます。

たとえばセールスレターに、以下のような要素があると、それは読み手にストレスを与えかねません。

  • 薄い背景なのに、白い文字を使っている
  • スクロールすると「申し込みボタン」がついてくる
  • スクロールするたびに画像や文章が現れる
  • リンクをクリックしないと詳細がわからない
  • クリックしないとQ&Aが展開しない
  • そもそも、書かれている文章の意味がわからない

つまり、WEBのセールスレターを作成する際は、「余計な仕掛け」を施さずに、シンプルに、かつわかりやすく、読み手に内容を伝える必要があるわけですね。

まず、薄い背景なのに「白い文字」だったとしたら、そこにどんなにすばらしい文章が書かれていたとしても、訪問者に読んでもらえません。

しかし、たまにですが、このような広告が存在するのです。

セールスレターの読み手は、このような「見づらい文字」を目にしただけで、ストレスを感じて去ってしまうかもしれません。

広告は「静的なページ」にし、初めから表示しておく

そのほかWEBのセールスレターのなかには、その冒頭段階から、読み手がスクロールするたびに「購入ボタン」が一緒にずっとついてくる、という仕掛けのものもあります。

このような仕掛けも、読み手にストレスを与えてしまいます。

読み手は、まずは「信頼」という段階をへて、徐々に「商品が欲しくなってくる」のですから、冒頭段階から、このような仕掛けをして読み手に行動を促しても意味がありません。

そのうえ、このような仕掛けがあると、そのぶん画面が狭くなってしまうわけですから、読む際の邪魔にしかならないわけですね。

また、スクロールするたびに、画像や文章が出現するような仕掛けも問題です。この説明だけだと、ちょっとイメージしづらいかもしれませんが、実際にそういった「動的な広告」があるのです。

広告の製作者が、こうした仕掛けを施せる技術をもっていたとしても、読み手にストレスを与える可能性があるのであれば、そういった技術は「広告」では使うべきではありません。

そのほか、セールスレターの途中に「テキストリンク」や「バナーリンク」があり、それをクリックすると、詳細が書かれた別ページに飛ぶようになっているケースもあります。

しかし、読み手にしてみれば、いちいちクリックして移動し、また戻ってくることは面倒なものです。

もし、クリック先のページを訪問者がじっくり読むことを前提に、その後のセールスレターの内容が展開されていると、別ページに移動しなかった人は、その後の内容が理解できなくなってしまいます。

ですから、読み手に伝えるべき内容は、ページが多少は長くなってしまったとしても、すべて1ページのなかに収めるべきなのです。

「Q&A」は初めから展開しておく

また、よく見かけるのが、セールスレターの後半にある「Q&A」のところで、回答部分(A)が隠れているといったケースです。

質問部分(Q)のあとにクリックできる箇所があり、そこをクリックすると、回答部分(A)が展開するようになっているのです。

しかし、実際に回答部分を展開してみても、2、3行の文章しか書かれていない、といったケースがほとんどです。

であるなら、最初からQ&Aの部分はすべて展開しておいたほうが、読み手に対しては親切といえます。
読み手に、すべてのQ&Aの項目を展開させるのは、ストレスを与えることにしかならないからです。

結局、どんなに長い「A」であったとしても、最初から、すべてのAの項目が展開されていれば、読み手は流し読みをするだけで、その内容をすばやく把握できるのです。

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そのほか、最後の注意点としては、セールスレターのなかに書かれている文章が、「何を言っているのかわからないもの」であれば、それは当然、読み手にストレスを与えることになってしまいます。

ですから広告を書く際は、「わかりやすい文章」を意識する必要があるのです。

ここは、まさに「コピーライティング」の腕の見せ所になるわけですね。

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以上、この記事では、WEBのセールスレターにおいて「読み手にストレスを与えてしまうケース」について解説してきました。

それは、以下の6つのケースでしたね。

  • 薄い背景なのに、白い文字を使っている
  • スクロールすると「申し込みボタン」がついてくる
  • スクロールするたびに画像や文章が現れる
  • リンクをクリックしないと詳細がわからない
  • クリックしないとQ&Aが展開しない
  • そもそも、書かれている文章の意味がわからない

ぜひ、WEB上にセールスレターを用意する際は、以上の点に注意しながら、読み手にストレスを与えないページを作っていってください。