この記事では、「コピーライティングにはリサーチが欠かせない」という話をしていきたいと思います。
「リサーチ」というのは、「調べること」といった意味です。
コピーライティングを駆使して広告を書く際、まずは「リサーチ」する必要があります。
なぜなら、自分が紹介しようとしている商品やサービス、もしくは見込み客のことをまったく知らない状態で、「成約率の高い文章」は書けないからです。
リサーチせずに広告を書いたとしても、それは、まったく読み手に響かないものになってしまいます。
それに対して、あなたが広告を作成するまえに、まずは「リサーチ」つまり「調査」の時間を十分にとることで、「読み手にビンビン響く言葉」を縦横につむぎ出せるようになるのです。
ちなみに、この「リサーチ」は、あなたがブログを運営する際にも必要な工程になります。
この記事では、コピーライティングにおける「リサーチ」には2種類あるということ、そして、リサーチの具体的な方法、さらには「リサーチの落とし穴」について解説していきたいと思います。
リサーチする対象は2つ
コピーライティングにおいて「リサーチ」する際は、以下の2つについて調査する必要があります。
- 自分が紹介しようとしている商品やサービス
- 自分が伝えようとしている人たち(見込み客)
何かの商品を売るためにコピーを書く際は、その商品に関する幅広い知識を得ることはもちろん、その商品に興味をもってくれそうな人たちについても、深く知る必要があるわけですね。
つまり、コピーライティングというのは、いくら「テクニック」だけを知っていたとしても、読み手に響く文章は書けないのです。
コピーライティングというスキルと、リサーチという作業が掛け合わさって、はじめて「成約率の高い広告」が完成するわけですね。
ただし、リサーチする際は、ただ漫然と商品と見込み客について調べればいいわけではありません。
しっかりと目標をもって調査する必要があるわけです。
あなたが「商品やサービスに関するリサーチ」と「見込み客に関するリサーチ」の2つを行う際は、以下の2つを突き止める必要があります。
- 紹介しようとしている商品やサービスの「最大のメリット」は何か?
- その商品やサービスに興味がある人の悩みや心理はどういったものか?
この2つをうまく掛け合わせてこそ、はじめて「読み手に響く言葉」がつむぎ出せるのです。
では、どうやってリサーチしたらいいの?
それでは、具体的にどのようにリサーチしたらいいのでしょうか?
まず、コピーライティングにおける「リサーチ」というのは、もともとはマーケティングにおける考え方です。
そのマーケティングにおける考え方を、コピーライティングに取り入れているといった感じですね。
ですから、コピーライティングにおける「リサーチ」では、マーケティングで行われているリサーチを、そのまま行えばよいのです。
マーケティングでもそうですが、コピーライティングにおいて「リサーチ」をする場合は、今であれば、その情報源はいたるところにある、といってもよいかと思います。
たとえば・・・
- TwitterなどのSNSで調べる
- 「Yahoo!知恵袋」などの質問サイトで調べる
- 検索キーワードを入力して調べる
- 本を読む
- 商品の提供者から、じかに話を聴く
- 見込み客にアンケートをとる
- 見込み客に直接、話を聞いてみる
要はあなたが、商品やサービスを紹介する文章を書くために必要なだけの情報が得られるのであれば、とくに決まった方法というものはないわけです。
もちろん、リサーチには時間がかかります。一時的に脳内にインプットしたからといって、長期にわたって記憶を保持できるわけではないからです。
記憶にとどめるための方法としては、リサーチしたらメモに書きとめておくという方法が有効です。
文章力を高めながら、同時にリサーチしていく
リサーチには「落とし穴」があります。
コピーライティングにおいて「リサーチ」することは重要ですが、リサーチだけを行なっても意味がありません。
広告会社のなかには、新人のコピーライターに対して、最初の1年間は「リサーチ」だけを徹底させ、いっさい文章を書かせないところもあるようです。
裏を返せば、それぐらい最初の「リサーチ」というのは、成約率の高い文章を書くためには欠かせない工程である、ということですね。
ただ、リサーチも重要ですが、同時に「どんどん文章を書いて、文章スキルのほうも高めるべきである」というのが私の考えです。
リサーチが終わるまで、いっさい文章を書かないというのでは、いつまでたっても「文章スキル」は向上していかないからです。
文章、コピーライティングといったものは、実際に「書く」なかでこそ向上していくものなのです。
たとえリサーチを十分に行なったとしても、「文章スキル」「コピーライティング力」がなければ、読み手に影響を与えるような文章を書くことはできません。
しかし、「文章スキル」「コピーライティング力」を日ごろから培っておけば、いざリサーチが完了したときには、すぐにでも「読み手を誘導していけるような文章」を書くことができるのです。
しかも一度、身につけた「文章スキル」「コピーライティング力」はあなたのものです。
ちなみに、コピーライティングは広告だけではなく、「ブログ記事」を書く際にも活用していくことができます。よって当然のことながら、ここで解説してきた「リサーチ」はブログ運営にも当てはまります。
ぜひ、日ごろから「文章スキル」を磨く努力をつづけながらも、実際に広告などの文章を書く際は、事前に「リサーチ」を徹底していってください。