メルマガの件名は、非常に大切です。
なぜなら多くのメルマガ読者は、メルマガの件名(タイトル)を見て、そのメールを開封するかどうかを決めるからです。
この記事では、メルマガの件名の「重要性」は、読者の状況によって変わってくるということ。
そして、メルマガの件名は、読者の「注意」と「興味」を引けるものにする必要がある、という話をしていきたいと思います。
つねに「魅力的なメルマガタイトル」にする
メルマガの件名(タイトル)は、何通目かということに関係なく、つねに魅力的である必要があります。
もちろん、メルマガ読者が、そのメルマガを発行している人を深く信頼しているのであれば、「その人からのメール」ということを認識した時点で、メールを開封してくれる傾向にあります。
つまり、そういった状況であれば、すでにブランディングが確立されているため、メルマガの件名がどのようなものであってもメールを開封してくれるわけですね。
しかし、メルマガの初期段階の場合は、その読者は、まだメルマガ発行者のことをよく知らないので、「メルマガの件名」で引きつけなければなりません。
つまり、メルマガの件名(タイトル)の重要性は、メルマガの配信段階によって変わってくるのです。
ただ、たとえ読者とのあいだに、すでにブランディングが確立されていたとしても、つねに「魅力的なメルマガタイトル」をつけるに越したことはありません。
結局、「魅力的なメルマガタイトル」は、ブランディングがまだ確立されていない「初期の読者」に対しては、開封率を高めるために有効であり、すでにブランディングが確立されている読者に対しては、より興味をもって集中して読んでもらえる効果があるわけです。
メルマガの件名(タイトル)で注意を引く
メルマガ読者が、メルマガを受け取る状況はさまざまです。
パソコンで受け取るのか、それとも、スマホで受け取るのか。
また、いろいろなメールソフトによる違いもあります。
ただ、読者がどのような状況であなたのメルマガを受け取るにせよ、たいていの場合、あなたのメルマガは、いろいろなメールの中に埋もれているわけです。
もし、そのメルマガ読者が、ほかにも似たようなジャンルのメルマガをとっていた場合、あなたのメルマガタイトルは、その中にさらに埋もれてしまう可能性があります。
そうならないためには、あなたのメルマガの件名(タイトル)を目立たせる、つまり「注意を引く」必要があるわけですね。
メルマガのタイトルに注意を引くためのポイントは、以下の3つです。
- 特定のフレーズを囲う
- 「あなた」というフレーズを使う
- 質問文を使う
それでは、ひとつひとつ見ていきたいと思います。
メルマガの件名に「注意」を引く方法
まずは、一つ目の「特定のフレーズを囲う」ということについて。
これは、たとえば、特定のフレーズを「【】」で囲って目立たせるわけですね。
このようにすれば、パッと見ただけでも、思わずその部分に目がいくはずです。
そのほか、件名の冒頭に「■」を付けることも、そのタイトル自体に目がいくという意味では有効になります。
つぎに2つ目の「『あなた』というフレーズを使う」。
人は、「あなた」と呼び掛けられると、思わず反応してしまう傾向にあります。
それは、ほとんど「無意識レベル」といってもよいほどです。
ですから、多くのメールのなかにあなたのメルマガが埋もれていたとしても、「あなた」というフレーズが件名のなかに埋め込まれていれば、そのフレーズが読者の目のなかに飛び込んでくるわけですね。
メルマガの件名(タイトル)を質問文にすることも有効です。
人は問いかけられると、思わず反応してしまうものだからです。
誰かに質問されたとき、たいていの人は「その答え」を、無意識のうちに考えようとします。
そこまで読者の脳を回転させることができるわけですから、必然的に読者の「注意」を引きつけられるわけですね。
メルマガタイトルで「興味」を引く
ただし、メルマガの件名(タイトル)に注意を引いたとしても、それだけではまだ不十分です。
こんどは、読者の「興味」を引かなければならないのです。
読者の興味を引いてこそ、その読者は、そのメルマガ記事を意欲的に読み始めてくれるからですね。
ちなみにコピーライティングにおいては、まずは広告の冒頭で、訪問者の「注意」と「興味」を引くことが原則です。
つまりセールスレターでは、まずは冒頭の「ヘッドライン」で、訪問者の注意と興味を引きつけます。
それができてこそ、訪問者はセールスレターを読み進めてくれるわけですね。
それと同じように、あなたのメルマガタイトルで、読者の「注意」と「興味」の両方を引いてこそ、読者はそのメールを開封して読み始めてくれるのです。
メルマガの件名で「興味」を引く方法
メルマガの件名(タイトル)で読者の「興味」を引くには、以下の3つがポイントになります。
- 読者のメリットを含める
- 読者の不安に訴えかける
- 読者の好奇心を刺激する
上記3つのポイントは、どれも重要ですが、3つすべてをメルマガの件名に含める必要はありません。
たいては、どれか1つの要素だけで充分です。もちろん、複数の要素を組み合わせてもいいわけです。
その前提のうえで、ひとつひとつ見ていきたいと思います。
「メリット」と「不安」は相手の感情を刺激する
たった今ご紹介した「読者の興味を引く3つのポイント」は、セールスレターにおける「ヘッドライン」の原則でもあります。
つまりセールスレターでは、冒頭に掲げる「ヘッドライン」で訪問者の興味を引けなければ、そのあとの文章を読んでもらえません。
そこで通常、ヘッドラインのなかには、訪問者の「メリット」となることを入れるわけです。
人は、「自分のメリットになること」に興味を持ちますから、ヘッドラインを読んだときに「自分のメリット」を感じ取れば、その読者は、必然的にそのあとの文章を読み進めていってくれます。
それは、メルマガのタイトルにも同じことがいえるわけですね。
また、人は、「自分に不利益なこと」に対しても興味を持つ傾向にあります。
「その危険をまぬがれたい」「その危険を回避する方法を知りたい」と、たいていの人は思うものだからです。
以上のように、あなたのメルマガの件名(タイトル)に、読者のメリットになることや、読者の不利益になることを埋め込めば、読者は「興味」をもってメルマガの本文を読み進めてくれるのです。
読者の好奇心に訴えかける
そのほか、読者が思わず、メールの内容を知りたくなってしまうようなメルマガタイトルも有効です。
つまり、読者の「メリットになること」でも「不安をかきたてること」でもなく、たんに読者の「好奇心」に訴えかけるようなタイトル。
そのようなメルマガタイトルには、読者に「その先を読んでみたい」と思わせる効果があります。
「今日、こんなうれしい出来事がありました」
こうしたメルマガの件名だったら、思わずその先を読んでみたくなりますよね?
ただ、注意する点としては、こういった「読者の好奇心に訴えかけるような件名」は、メルマガ配信の初期のころはあまり多用しないほうがよい、ということです。
「読者のメリット」「読者の不安」に訴えかける件名とくらべると、その効果が劣るからです。
「メリット」や「不安」に対して、人は「感情」が動きますが、「好奇心」というのは感情をそれほど動かしません。「好奇心」は、あくまでも「ちょっと興味がある」という程度にすぎないのです。
ですから、メルマガ配信の初期のころは、読者の「メリット」や「不安」に訴えかける件名を心掛け、ある程度のブランディングができてきたら、たまには「好奇心」に訴えかける件名も付けていく。
そのように、相手のブランディング状況によって、メルマガの件名に変化を持たせていくわけですね。
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以上、この記事では、メルマガの件名(タイトル)を付けるコツについて解説してきました。
まずはじめに、メルマガの件名の「重要性」は、読者のブランディング状況によって変わってくる、という話をしたかと思います。
そのうえで、メルマガの件名は、読者の「注意」と「興味」を引けるものにする必要がある、ということでしたね。
そして、メルマガのタイトルに読者の「注意」を引くポイントとして、以下の3つをご紹介しました。
- 特定のフレーズを囲う
- 「あなた」というフレーズを使う
- 質問文を使う
さらに、メルマガのタイトルで読者の「興味」を引くポイントとしては、以下の3つがある、ということでした。
- 読者のメリットを含める
- 読者の不安に訴えかける
- 読者の好奇心を刺激する
ぜひ、ここまでで解説してきた内容を参考にして、「メルマガの件名」を作ってみてください。
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