メルマガには、本文のあとに「編集後記」を置くことがあります。

人によっては「追伸」という呼び名だったりします。

じつは、この「編集後記」、思った以上に読み手の心に響くんです。

なぜなら読者は、「編集後記」を「本文」とは切り離して、「特別なもの」と捉えているからですね。

この記事では、メルマガの編集後記は意外にも読まれるという話と、この編集後記には「7つのメリット」があるという話をしていきたいと思います。

メルマガの編集後記は、意外にも読まれる

読者のなかには、メルマガが届いたら、まず初めに最後までスクロールして、この「編集後記」から読むという人もいます。

それは、あたかも本を読む際に、まず「おわりに」から目を通すようなものです。

また、編集後記というものは、どちらかといえば「真面目な」本文とは違い、「くだけた」内容のことが多いわけです。

読者も、そのような認識をもっている人が多いため、本文を途中までしか読まない人であっても、「編集後記」だけは集中して読む、ということもあるわけですね。

メルマガに、「編集後記」もしくは「追伸」を用意しないということは、損失でしかありません。

メルマガのポテンシャルを最大限に引き出すためには、どうしても「編集後記」が必要になるのです。

「編集後記」を用意する7つのメリット

メルマガに「編集後記」を用意することには、以下のような「7つのメリット」があります。

  • メールの本文の内容を、まとめることができる
  • 本文で書いた内容に関しての「補足」ができる
  • メルマガの配信者の「人間味」を伝えることができる
  • メルマガのテーマとは関係のない話題を書くことができる
  • ここで「商品の紹介」を行えば、「押し売り」とは思われない
  • 次回のメールの内容を伝えることができる
  • 事務的なことを伝えることができる

上から順に見ていきますが、編集後記で、そこまでの本文の内容をまとめてあげれば、読者の記憶を整理してあげることができます。

とくに、長いメールの場合、読者は、最初のほうに読んだ内容を忘れてしまっていることがあります。

そういったとき、「編集後記」で内容をまとめてあげれば、読者の記憶がすっきりと整理されますし、その結果、その日に学んだことを記憶に定着させてあげることもできるのです。

それはもちろん、「読者の満足」につながり、次回のメルマガの精読率を高めることにもなります。

また、「本文で書いた内容に関しての補足ができる」という点も見逃せません。

メールの本文に、補足事項まで書いてしまうと、全体の趣旨がわかりづらくなることがあります。

そういったとき、補足的なことに関しては「編集後記」に書くようにすれば、読者にメールの内容を理解してもらいやすくなるわけです。

メルマガ配信者のことを伝えられる

ステップメールで読者を教育していく場合、どうしても「そのジャンルに関する内容」が多くなります。

たとえば「投資のメルマガ」であれば、メールの本文は「投資に関すること」ばかりになることが多いわけですね。

しかし、それでは読んでいるほうも「緊張の連続」になります。

もちろん、そのメルマガの内容が有益なものであれば、読者にとっては「ありがたい」わけですが、そこは人間、やはりそれだけでは脳が疲れてしまいます。

そこで、「緊張の連続」のあとに、編集後記で「リラックスした話題」を書いてあげると、読者にホッと一息ついてもらえますし、そのギャップから、あなたの「人間味」を強くアピールすることができます。

あなたの「人間味」をメルマガで伝えることは、ブランディングにとってもプラスになるはずです。

ただ、それを本文でやってしまうと、「しまりのないメルマガ記事」「読者が関心をもたないメルマガ記事」になってしまう危険があります。そこで「編集後記」で、あなたの趣味などを語るわけですね。

本文で「重要なこと」を伝えたあとであれば、読者もその前提で「編集後記」を読んでくれます。

ですから、メルマガのテーマとまったく関係のないような話題でも、この編集後記のなかであれば、読者は、「違和感」を覚えることなく読んでくれる傾向にあるわけです。

商品の紹介が「押し売り」にならない

メルマガで商品やサービスばかりを勧めると、読者に「押し売りばかりするメルマガだな」と思われてしまいます。

そして、それに嫌気がさした読者は、そのメルマガの配信を解除してしまうのです。

しかし、読者に「押し売り」と思われない方法が、ひとつだけあります。それが、「商品やサービスの紹介は編集後記でサラッと行う」という方法です。

先ほどもお伝えしたように、本文で「重要なこと」を伝えたあとであれば、読者もその前提で、そのあとの文章を読んでくれます。

つまり、「編集後記」というのは、本文に書いてしまうと読者に拒否されるような内容であっても、読者にストレスなく読んでもらえる「安全地帯」なのです。

もちろん、ときにはメールの1記事すべてを使って、商品の紹介をすることもあるかと思います。

しかし、そのような紹介は最小限にして、できるだけ編集後記のなかで商品やサービスの紹介をすれば、読者は「押し売りされている」とは思わないため、あなたをその後も深く信頼し続けてくれるのです。

次回のメールの内容を伝えることができる

メルマガの「編集後記」には、次回のメールの内容を伝えるという役割もあります。

このとき、読者に対して「次回のメールを読むと、このようなメリットがある」ということをしっかりと伝えれば、読者は次回のメールを心待ちにしてくれます。

人は、自分のメリットになることには、強い関心を寄せるものだからです。

ですから、編集後記で「次回のメールを読むメリット」を伝えれば、次回のメールの「精読率」がアップするわけですね。

そのほか、メールの編集後記では、本題とは関係のない「事務的なこと」を伝えることもできます。

編集後記というものは、本文とは切り離されたものであるという認識が、読者にあるからこそ、こういった「事務的なこと」を編集後記に書いても、まったく違和感がないわけですね。

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以上、この記事では、メルマガの「編集後記」の有効性についてお伝えしてきました。

メルマガの編集後記には、以下のような7つのメリットがある、ということでしたね。

  • メールの本文の内容を、まとめることができる
  • 本文で書いた内容に関しての「補足」ができる
  • メルマガの配信者の「人間味」を伝えることができる
  • メルマガのテーマとは関係のない話題を書くことができる
  • ここで「商品の紹介」を行えば、「押し売り」とは思われない
  • 次回のメールの内容を伝えることができる
  • 事務的なことを伝えることができる

ぜひ、あなたのメルマガに「編集後記」を取り入れ、メルマガのポテンシャルを最大限にまで高めていってください。

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ちなみに私のメルマガでは、「編集後記」ではなく「追伸」という表現を使っています。

その際、「追伸1」「追伸2」「追伸3」といったように、内容ごとに分けるようにしています。こうすることで、上で挙げた7つのうち、複数の要素を読者にわかりやすく示すことができるのです。

私のメルマガでは、どのように「追伸」を活用しているのか、ぜひ一度、ご覧になってみてくださいね。