メルマガを始める際に悩むことのひとつが「配信頻度」です。
実際のところ、メルマガの配信頻度は、どのぐらいがいいのでしょうか?
結論からいえば、それはメルマガの種類によるといえます。
このあと解説しますが、一口に「メルマガ」といっても、「リアル配信」と「ステップメール」の2つに分けることができます。
メルマガの配信頻度は、「読者の満足度」にもかかわってくるため、非常に重要な問題です。
この記事では、「リアル配信のメルマガ」と「ステップメール」のそれぞれにおける、適切な配信頻度について解説していきたいと思います。
2種類のメルマガ
メルマガの配信頻度について解説するまえに、まずは「メルマガ」という言葉を明確にしなければなりません。
メルマガには、以下の2つの意味合いがあります。
- 不定期に配信する、リアル配信のメルマガ
- 読者を教育するためのステップメール
まず、1つ目の「リアル配信のメルマガ」とは、リアルタイムでメルマガを書き、そのあとすぐに読者に対して「一斉配信」するようなタイプです。
その時々の社会情勢や流行、また、メルマガ運営者のリアルタイムの体験を伝えることができるという特徴があります。
いっぽう「ステップメール」とは、あらかじめ書いておいた記事が自動的に配信されるメールのこと。
リアルタイム配信が、読者に対して一斉に配信するのに対して、ステップメールは、一人ひとりに対して個別に配信していくわけです。
このステップメールは、少しずつ読者を「教育」していきたい場合に有効なタイプといえます。ただ、ステップメールだと、リアルタイムの内容を反映させづらいというデメリットがあります。
それでは、ここからは、2つのメルマガのタイプについて、それぞれ適切な配信頻度を見ていきたいと思います。
「リアル配信のメルマガ」の配信頻度
まずは1つ目の「リアル配信のメルマガ」の配信頻度は、どう考えたらいいのでしょうか?
この場合、「毎日の配信」では間隔が狭すぎるといえます。
その理由は、すぐにネタが尽きてしまうからであり、読者に嫌がられるからです。
ですからリアル配信の場合、最低でも1週間は、配信間隔を空けるのが得策です。
もちろん、「ネタがあまりない」とか「読者に忘れられない自信がある」という場合は、1か月以上の間隔をあけた配信頻度でもよいわけです。
このあたりは、あなたの「読者に対するブランディング」の程度にもよるので、実際にいろいろな頻度での配信をテストしてみるしかないといえます。
あなたがそのようにテストしてみた結果、読者から配信をほとんど解除されない頻度が、もっとも適切ということになります。
あるいは、そういったリスクを冒したくないという場合は、読者に直接、「アンケート」で訊いてみる、という方法も有効です。
「今の配信頻度で満足していますか?」
「もう少し、メルマガの配信間隔を空けてほしいですか?」
といった質問をするわけですね。
もしくは、アンケートフォームにラジオボタンを設置して、「理想の配信期間はどれですか?」と質問し、「毎日」「3日おき」「週に1回」「月に1回」のどれかにチェックを入れられるようにするのです。
教育が目的の「ステップメール」の場合
冒頭で挙げた2つのうち、ステップメールの「配信頻度」に関しては、リアル配信のメルマガとは、また別の考え方が必要になります。
ステップメールというのは、冒頭でもお伝えしたように、「あらかじめ書いておいた記事が、一人ひとりに自動的に配信されるメール」のことです。
このステップメールは、ある程度、記事がたまってから公開することが可能なため、それほど「ネタ切れ」を心配する必要はありません。
たとえば、全40通のステップメールの場合、40通すべてを書き終えてから公開したっていいわけですね。
ですから、ステップメールの場合は、毎日の配信頻度でも問題ないのです。
むしろ、教育前提のステップメールの場合は、毎日のように配信するべき、といえます。
教育前提のステップメールというのは、前後のメールの内容が関連していることが多いからです。
前後のメールの間隔が、あまりに離れていると、読者は前回のメールの内容を忘れてしまいます。それでは教育効果が半減してしまうわけです。
つまり教育前提のステップメールにおいては、読者が前回のメールの内容を忘れないうちに、次回のメールを配信しなければならないのです。
そのためには、毎日連続してメルマガを配信する必要があるわけですね。
人は2日連続で学ぶと、記憶しやすくなる
ステップメールでは、その日に伝えた内容を、メールの一番最後でまとめてあげると、読者の脳内が整理されます。
ただ、翌日のタイミングで、もう一度「前日のメールの内容」を復習してあげると、読者の脳内にさらに記憶が定着します。
脳科学の研究では、なにかを学んだら、その日のうちに復習し、翌日にもう一回、復習すると、脳に定着しやすくなることがわかっています。つまり、連続で3回、学習するわけですね。
ステップメールでは、以前のメールの内容を読者に理解してもらっているという前提で、どんどん話が進んでいきますから、できるだけ過去のメールの内容を、読者に覚えておいてほしいわけです。
そのためにも、毎日の配信頻度でステップメールを送り、メールの初めと終わりの部分で「復習」をしてあげることが大事になってくるのです。
まとめ
以上、この記事では、メルマガの配信頻度について解説してきました。
まずはじめに、メルマガには「リアル配信」と「ステップメール」の2つがあるという話をしました。
そのうえで、リアル配信のメルマガの配信頻度に関しては、最低でも1週間は空けるべきである、ということでしたね。
ただ、あなたのブランディングが確立されているのであれば、たとえ1か月、2か月・・・とあいだを空けたメルマガ配信であっても、問題はないわけです。
いっぽう、あらかじめ書いておける「ステップメール」の場合は、毎日の配信でも問題はない、ということでした。
むしろ、教育が前提となるステップメールでは、読者の記憶が薄れないようにするために、基本的には「毎日」配信することがポイントになってくるわけです。
ちなみに、メルマガを使ったビジネスにおいては、まずは、ステップメールをある程度の期間、配信したら、そのあと、間隔を空けた「リアル配信のメルマガ」へと移行していくことがふつうです。
あなたがメルマガを運営する際は、その時々に応じて、それぞれのタイプに応じた配信頻度に切り替え、読者の満足度をさらに高めていってください。
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当サイトのメルマガでは、基本的には「毎日」、ステップメールを配信しています。
そのうえで、話が大きく切り替わるタイミングで、しばらく休みを入れたりしています。
どのような配信頻度でメルマガが送られてくるのか?・・・実際にあなたの目で確かめてみてください。
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