この記事では、「セールスレターから影響を受けないで済む方法」について解説していきたいと思います。
緻密に作りこまれたセールスレターは、人を引き込む「力」をもっています。
とくに、そのセールスレターが、実力のあるコピーライターが手掛けたものであれば、なおさらです。
そうしたセールスレターを目にすると、「最初はそのセールスレターを読むつもりではなかった人」も、いつのまにか文章を読み進めて、気づいたら商品が欲しくなっていた・・・ということもあるわけです。
もしもあなたが、自分の意に反して「セールスレターで紹介されている商品」を買ってしまうことに悩んでいたとしたら、コピーライターの立場から、あなたに適切なアドバイスを差し上げることができます。
この記事では、どうしたらセールスレターからの影響を逃れることができるのか、その方法を解説していきたいと思います。
広告冒頭の見出しを見ない
セールスレターを目にするたびに、商品を買ってしまうと、かなりの出費になってしまいます。
また、前回の商品を使いこなすまえに、つぎの商品を購入してしまうと、すべてが中途半端のまま終わってしまうというデメリットもあります。
もしも、あなたがこのような「負の連鎖」に悩んでいて、ある意味「コレクター」のようになってしまっていたとしたら、セールスレターからの「影響」を受けないで済む、とっておきの方法があるのです。
それは、セールスレターの「ヘッドライン」(大きな見出し)に目をむけないことです。そして、けっしてヘッドラインを読まないことです。
この原則は、WEB上のセールスレターにかぎらず、しつこく郵送されてくるダイレクトメールでも同様のことがいえます。この場合は、「封筒」にヘッドラインが書かれていることがあるので要注意です。
そのほか、ブログやメルマガの記事であれば、その記事タイトル、記事の冒頭の1行目、こういったものが「ヘッドライン」にあたると考えてください。
「ヘッドライン」さえ見なければ大丈夫
ヘッドラインというのは、広告の冒頭に掲げられている、大きめの文字で書かれたキャッチコピーのことです。
広告の書き手の立場からいえば、まずはこの「ヘッドライン」を訪問者に見てもらいたいわけです。
そして、そのヘッドラインに書かれている内容に「興味」をいだいてほしいわけですね。
訪問者が、ヘッドラインに書かれている内容に興味をもってくれれば、そのままセールスレターを読み進めていってくれるからです。
逆にいえば、どんなに精巧につくりこまれたセールスレターであっても、「ヘッドライン」に目を向けてもらえないことには、まったく読まれない文章になってしまいます。
つまり、あなたが、「買いたくもない商品」をついつい買ってしまうのは、セールスレターの冒頭に掲げられているヘッドラインに、無意識のうちに目を向けてしまうからです。
よって、セールスレターのヘッドラインに目を向けないように「意識」することで、簡単に、セールスレターの影響から逃れることができるのです。
原理は「ダイエット」と同じ
以上の考え方は、ダイエットにも似ています。
ダイエットをしている人は、お菓子などを食べないように努力します。
しかし、お菓子を目にしたとたん、誘惑に負けて、思わず食べてしまうわけですね。
じつは、これは意志が弱いことが原因ではありません。
「おいしそうなお菓子」を視界に入れてしまったことが原因なのです。
ですから、「おいしそうなお菓子」をそばに置かない、そういった写真は見ないようにする。そのように心がければ、思わず食べてしまうということは、うんと少なくなるはずです。
セールスレターにおいても、まったく同じことがいえるわけですね。
もしあなたが、セールスレターで紹介されている商品を、意に反して、思わず買ってしまうことに悩んでいるのなら、ぜひ、「ヘッドライン」に目を向けない、というポイントを実行してみてください。