この記事では、「ブログ記事などのタイトルを考える際のポイント」について解説していきたいと思います。

ブログやサイトの記事を書く際、最初に頭を悩ませるものが「記事タイトルの付け方」です。

記事タイトルの出来栄えいかんによって、検索結果でのクリック率が変わるからですね。

その際のクリック率は、そのままブログやサイトへのアクセス数に反映されることになります。

ふつう、ブログやサイトの記事を書く際は、なんらかの「キーワード」を設定するかと思います。そのキーワードで上位表示されたいからですね。

それではさっそく、記事タイトルの付け方について解説していきたいと思います。

記事タイトル設定の考え方

まず、ブログやサイトの記事タイトルの付け方を考える際は、以下の2つが大前提となります。

  • 検索結果での文字数を意識する
  • 検索者が魅力を感じられるものにする

まず、検索結果では、記事タイトルを表示できる文字数に制限があります。

その時々によって異なりますが、だいたい「30文字」が限度となっています。

つまり、30文字を超えるような記事タイトルを付けてしまうと、後半のほうの文字列が、検索結果に表示されなくなってしまうわけですね。

ですから、ブログやサイトの記事タイトルを考える際は、まずは、この記事数を意識しなければなりません。

そのうえで、次項から解説する「検索者が魅力を感じられるもの」を意識して、記事タイトルを考えていくわけです。

魅力的な記事タイトルとは?

検索結果には、通常であれば10件ほどの記事タイトルが表示されます。

そのなかから、あなたの記事タイトルを選んでもらうためには、ほかの記事タイトルよりも目立たなければなりませんし、魅力的でなければなりません。

魅力的な記事タイトルの付け方のポイントは、「検索キーワード」をタイトル内に含めたうえで、検索者が思わずクリックしたくなるようなものにすることです。

ちなみに、人には、以下の3つのものに対して関心をいだく性質があります。

  • 不安や恐怖を感じるもの
  • メリットを感じるもの
  • 好奇心を覚えるもの

この3つのうち、いずれかの要素を記事タイトルに含めるようにすると、人の感情を刺激できるため、記事タイトルのクリック率が上がる傾向にあるのです。

まず、上記3つのうちの1つ目についてですが、「検索者が不安や恐怖を感じるもの」をタイトルに含めると、検索者は、以下のように考えます。

「自分は不利益をこうむりたくない」
「このリンク先に、不利益を回避する方法が書かれているに違いない」

このような心理から、思わず、その記事タイトルをクリックしてしまうわけですね。

たとえば、「記事 作成」というキーワードを狙っていた場合、

「あなたは記事の作成で、このような間違いを犯していませんか?」

たとえばですが、このような記事タイトルを付けるわけです。ちなみに、この場合は29文字になります。

メリットを感じる記事タイトル

前項では、「不安や恐怖を感じるもの」について解説しましたが、そうはいっても結局、検索者は、その記事タイトルをクリックすることに「メリット」を感じるからクリックするわけです。

つまり、「不安や恐怖を解消できること」は、その人にとって「メリット」なわけですね。

ただ、先ほど挙げた3つのうちの2つ目「メリットを感じるもの」というのは、その記事タイトルそのものに「検索者のメリットになるようなもの」がズバリ含まれているタイプになります。

このタイプの記事タイトルは、検索結果でよく見かけることが多いのではないでしょうか?

たとえば、先ほどの「記事 作成」というキーワードであれば、

「記事を手っ取り早く作成するための”6つのポイント”」

といった感じですね。この場合、ダブルコーテーションをふくめれば、25文字になります。

人間は常に、「自分にとって利益になること」「自分の生活を向上させてくれるもの」を探しています。

ですから、「メリットを感じるような記事タイトル」は、訴求性の高いものといえるわけです。

好奇心を覚える記事タイトル

前出の2つのタイプよりは効果は下がりますが、「好奇心を覚えるような記事タイトル」も効果的です。

なぜ、効果が下がるのかというと、それほど強く感情を刺激しないからです。

ただ、人間には「好奇心」というものが、間違いなく備わっています。

その好奇心をうまく刺激できれば、検索結果でのクリック率を上げることができるのです。

たとえば、先ほどと同じく「記事 作成」というキーワードを狙っていた場合、

「ブログ記事を作成する際に、こんなことをやってみた!」

ここには、それほど「検索者のメリット」になるようなことは含まれていませんが、そのかわり、この記事タイトルは、検索者の「好奇心」を刺激するようなものになっています。

できれば、前出の2つのタイプで記事タイトルを作ることがお勧めですが、どうしても考えつかないという場合は、この「好奇心を覚えるタイプ」で記事タイトルを作ってみるのもいいかもしれません。

ちなみに見方によっては、先ほどご紹介した2つの記事タイトルも、「好奇心」を刺激しているといえるわけです。

「あなたは記事の作成で、このような間違いを犯していませんか?」
「記事を手っ取り早く作成するための”6つのポイント”」

「このような間違い」って、どんな間違い?
「6つのポイント」って、どんなポイント?

このような「好奇心」を刺激しているわけですね。

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以上、ここまでで、記事タイトルの付け方について解説してきました。

まず、ブログやサイトの記事タイトルを考える際は、以下の2つが大前提になるということでしたね。

  • 検索結果での文字数を意識する
  • 検索者が魅力を感じられるものにする

また、人には、以下の3つのものに対して関心をいだく性質がある、ということでした。

  • 不安や恐怖を感じるもの
  • メリットを感じるもの
  • 好奇心を覚えるもの

この3つのうち、いずれかの要素を記事タイトルに含めるようにすると、人の感情を刺激することになるため、記事タイトルのクリック率が上がる傾向にあるわけです。

ぜひ、ブログやサイトの記事タイトルの付け方を考える際は、ここまでで解説してきたことを参考にしていただければと思います。