この記事では、「広告の冒頭では、まずは訪問者の『興味』を引く必要がある」という話をしていきたいと思います。

実際、商品やサービスを売るための広告における最初の課題は、訪問者の「興味」を引きつけることです。

なぜなら、訪問者がその広告に「興味」をもってくれなければ、そもそも広告自体を読み進めてくれないからです。

つまり、広告の冒頭で、訪問者の気持ちを「わしづかみ」することができれば、その広告を意欲的に読み進めてもらうことができるわけですね。

ということで、この記事では、コピーライティングにおける「訪問者の興味を引くこと」の重要性と、その具体的な方法について解説していきたいと思います。

まずは「ヘッドライン」によって、注意と興味を引く

チラシや雑誌広告、新聞広告、WEBのセールスレターなどでは、その冒頭に、大きな目立つ文字で「ヘッドライン」が掲げられているのがふつうです。

あなたも、広告の冒頭にある「大きな字で書かれたキャッチーなコピー」を目にしたことがあるのではないでしょうか?

このようなヘッドラインを広告の冒頭に置くことで、まずは訪問者の「注意」を引きつけ、同時に、「その広告を読んでみたい」という興味を引き出すわけです。

訪問者が広告を読み始めてくれなければ、その途中にどんなに「心をとらえる文章」が書かれていても、それらが訪問者の目にふれることはありません。

ですから広告では、まずはヘッドラインで、訪問者の興味を引きつけることが必要になるのです。

広告において「ヘッドライン」は、成約率の8割がたを握っているといっても過言ではありません。

それほどコピーライティングにおいては重要なヘッドライン。

では、ヘッドラインで訪問者の「興味」を引きつけるには、どうしたらいいのでしょうか?

ヘッドラインで「訪問者の興味」を引きつける方法

まず大前提として、たんなる「説明」では、人の興味を引くことはできません。

当然のことですが、人は、「自分に関係のあること」に対して興味をいだきます。

なぜなら人は、「自分に関係のあること」に対しては「感情」が動くからです。

では、「自分に関係のあること」とは、どういったことでしょうか?

これには、大きく分けて2つあります。

  • 自分のメリットになること
  • 自分に降りかかる危険

人が「自分のメリットになること」に対して「興味」をいだく理由は、

「自分の生活を豊かにしたい」
「毎日を楽しみたい」
「自分を高めていきたい」

このような願望を、つねに持っているからですね。

また、人が「自分に降りかかる危険」に対しても「興味」をいだくのは、

「危険を回避したい」
「つねに順調でありたい」
「痛みをまぬがれたい」

という思いを本能レベルで持っているからです。

ですから、このような「2つの感情」のどちらかいっぽうに訴えかけるようなヘッドラインを作ることができれば、訪問者の「興味」をその広告に引きつけることができるのです。

「疑問点が晴れること」も訪問者のメリット

ちなみに、何かの疑問に対する解答が得られることも、訪問者にとってのメリットになります。

なぜなら、疑問をかかえている人は、「その疑問を解消したい」と考えているからです。

たとえば検索で何かを調べている人にとって、その疑問点への解答が得られることは「メリット」になるわけですね。

ですから、コピーライティングをブログ記事に応用する場合、まずは「検索している人」の意図をキーワードから読み取り、「その答え」が記事内に書かれていることを、記事の冒頭で真っ先に伝えることがポイントになります。

そのような「疑問に対する解答」は、読み手のメリットになるため、それを記事の冒頭部分で伝えることは、その記事に訪問者の「興味」を引きつけることになるわけですね。

このように、「冒頭で興味を引く」という考え方は、広告だけにかぎらず、ブログ記事をはじめ、あらゆる文章に応用が可能なのです。

ぜひ、コピーライティングを駆使して文章を書く際は、「まずは冒頭で興味を引く」ということを意識していってください。