コピーライティングにおいては、「イメージしやすい文章」を書くことが重要です。
「イメージできない文章」に対して、読み手はストレスを感じてしまうからです。
すると、その読み手は、そのまま去っていってしまう可能性が高くなります。
広告においては、読み手に最後まで文章を読んでもらうことが重要ですが、「イメージできない文章」では、それが難しくなるわけですね。
それに対して「イメージしやすい文章」は、読み手の脳内の大部分を活性化させ、脳内を広く占領するため、読み手は知らず知らずのうちに、その文章のなかにグイグイと引き込まれていきます。
この「イメージしやすい文章」というものは、ブログ記事を書く際にも必要不可欠になります。
それでは、イメージしやすい文章における「4つのポイント」について解説していきたいと思います。
「イメージしやすい文章」における4つのポイント
「イメージしやすい文章」を書くためには、どうしたらいいのでしょうか?
そのためのポイントは、以下の4つになります。
- わかりやすい文章を書く
- 主語や目的語を明示する
- 何かに例えて説明する
- ストーリー調で書く
まず大前提として、その文章自体が「わかりづらいもの」であれば、人はそこに書かれていることをイメージできなくなってしまいます。これは、いってみればイメージ以前の問題ともいえます。
「支離滅裂とした文章」「句点までが長い文章」「読点が打たれていない文章」「難しい言葉が使われている文章」・・・このような文章は、当然のことながらイメージしづらいわけです。
また、「主語」や「目的語」が抜けている文章も、イメージを阻害する要因となります。
その反対に、主語や目的語を入れるだけで、その文章は、うんとイメージしやすいものになるのです。
たとえば文章内に「主語」があれば、読み手は、その文章の「主体」がすぐにイメージできます。もしもその主体が「人物」なのであれば、文章に主語を入れることで、読み手の脳裏に「その人のイメージ」がありありと思い浮かぶわけですね。
さらに、そこに「動詞」も加われば、「〇〇が△△をした」となり、まさに、ひとつの「動画」が完成するのです。
そのほか、何かに例えて説明することも、読み手のイメージを助けます。
最初の説明自体はよくわからなくても、そのあとの「たとえ話」がイメージしやすいものであれば、読み手は、その「たとえ話」の力を借りて、一気に話全体が理解できるようになるわけです。
「ストーリー」とイメージ
また、文章を「ストーリー調」にすることで、その文章は「さらにイメージしやすいもの」になります。
もちろん、全ての文章をストーリー調にする必要はありませんが、随所にこの「ストーリー」を織り込むことによって、読み手を容易に文章のなかへと引き込んでいくことが可能になるのです。
ストーリーといえば、「小説」がいい例です。
人は、その小説のストーリーに、いつのまにか引き込まれていきます。そして、気づいたときには、だいぶ時間がたっていた、なんていうこともあるわけですね。
ただ、「ストーリー」というと、「長い物語」を書かないといけないと思われるかもしれませんが、それだけがストーリーではありません。
たとえば、広告文でいえば
「私は、この商品を開発するために、〇〇を行なってきました」
「この商品は最初は〇〇でしたが、お客様の声を取り入れて△△のようになりました」
といった一文だけでも、ある意味、ストーリーといえるのです。
また「お客様の声」も、ストーリーの一種とみることができます。
以上の「ストーリー」に関しては、先ほど挙げた4つのポイントのなかの「主語や目的語を明示する」という項目と重なっている部分もありますが、「誰がどうした」「何がどうした」という情報に、ちょっとした「目的語」や「修飾語」を加えて具体性をもたせるだけで、それは立派なストーリーになるのです。
そして、そのストーリーは、読み手を文章のなかに強力に引き込んでいくことになるわけです。
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ここまでで、「イメージしやすい文章」を書くために必要な、以下の4つのポイントについて解説してきました。
- わかりやすい文章を書く
- 主語や目的語を明示する
- 何かに例えて説明する
- ストーリー調で書く
ぜひ、コピーライティングを駆使して文章を書く際は、読み手をその文章のなかにグイグイと引き込んでいくために、「イメージのしやすさ」という点を意識していってください。