「ブログ記事は、何文字以上にすべきでしょうか?」
このような質問をする人は、おそらく検索エンジンを意識しているのでしょう。
つまり、一定以上の文字数があれば、Googleなどの検索エンジンから高評価を得られる、と考えているわけですね。
しかし結論からいえば、ブログ記事を何文字以上書いたら検索エンジンから高評価を得られる、といった事実はありません。
ですから、ブログ記事の「文字数」を気にしても仕方ないわけです。気にすべきは「訪問者の満足度」のほうなのです。
ここからは、その理由について、くわしく解説していきたいと思います。
「何文字か」ということより「質」が大事
巷には、「何文字以上でないと検索エンジンから高評価を得られない」と主張する人がいるかもしれませんが、検索エンジンのアルゴリズムは誰にもわかりません。
ただ、そうはいっても、ひとつだけ確実にいえることがあります。
それはなにかというと、「Googleなどの検索エンジンは、良質なサイトやブログ、良質な記事を求めている」ということです。
つまり検索エンジンは、そのようなサイトやブログ、記事を上位表示しようとしているわけですね。
ですから、ブログ記事の文字数を気にするよりも、あなたの書いたブログ記事は「良質なものかどうか」・・・この点をこそ気にすべきなのです。
仮に文字数が多いブログ記事であっても、その内容が、「薄く引き伸ばしたような、中身のないもの」であれば、当然、検索エンジンから高評価を得られないことはいうまでもありません。
ちなみに、ここでいう「良質な記事」というのは、「訪問者が喜ぶような、内容の濃い記事」をさしています。
このような「良質な記事」を書くためには、検索意図を正しく捉えるとともに、「深い知識」と「わかりやすい文章を書くスキル」が必要になります。
そうはいっても「文字数」は大事
ただし、ブログ記事に「文字数」はまったく関係ない、といっているわけではありません。
ブログ記事に、「ある程度の文字数」は必要です。
そもそも「短い文章」では、こちらの言いたいことが読み手に伝わりづらいからです。
「読み手が知りたいこと」をわかりやすく伝えようとすれば、どうしても、それなりの文字数になってしまいます。
さらに、「たとえ」を示しながら説明すれば、けっこうな文章量になるはずです。
ですから、記事のテーマによっては、かなりの文字数になることもあります。もちろん、記事のテーマによっては、短い文章でも事足りることがありますが・・・。
結局のところ、「記事のテーマはなにか」「訪問者がどれだけの情報量を求めているか」・・・こういった要素でブログ記事の文字数は決まってくるわけですね。
つまり必要な文字数は、そのつど「変動」するものなのです。
「読まれない記事」は順位が下がっていく
とくに書くこともないのに、ブログ記事にダラダラと文章を書いても、読み手は退屈するだけです。
けっしてそのすべての文章を読んではくれません。
たとえ、その「文字数」のおかげで検索エンジンに認められて上位表示できたとしても、訪問者に読まれなければ、まったく意味がないわけです。
そのように、訪問者にすぐに離脱されるようなブログ記事は、検索エンジンが感知して、いずれは順位を下げられてしまいます。
ですから結局、ブログ記事を書く際は、「訪問者本位」になって、訪問者に対して「有益な情報」を提供する、という部分に意識を向けるべきなのです。
「訪問者が喜ぶような記事」を書けば、訪問者がその記事に長く滞在するようになるため、遅かれ早かれ検索エンジンから高く評価されるようになることは間違いありません。
あなたが望むのは、そのような状態のはずです。
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以上、「ブログ記事は何文字以上にすべきか」という疑問に対して、くわしく解説してきました。
結論からいえば、ブログ記事は、「文字数」よりも「質」こそが大事になるわけです。
そのうえで、ブログ記事の文字数は、「記事のテーマはなにか」「訪問者がどれだけの情報量を求めているか」・・・こういった要素によって決まってくる、ということでしたね。
ぜひ、「訪問者が喜ぶ、質の高い記事」を書くことによって、検索エンジンからの「高い評価」を得ていってください。