あなたは「サイトの直帰率が高い」とお悩みでしょうか?

「サイトの直帰率が高い」ということは、検索結果から訪問者があったとしても、ほとんどの人が、あなたのサイト内のほかのページに移動してくれない、ということです。

そのように、訪問者にそのまま去られてしまうと、その人を、あなたの「ファン」にすることができなくなってしまいます。

その反対に、訪問者に、できるだけあなたのサイト内を巡回してもらえれば、その人をあなたのサイトの「ファン」にしていくことも可能になるのです。

「サイトの直帰率が高い」という場合、そこには必ず「原因」があります。

この記事では、サイトの直帰率が高くなる「3つの原因」と、その「対策法」について解説していきたいと思います。

「直帰率が高い」とは、どういうことか?

サイトの「直帰率」は、アクセス解析を導入することで、知ることができます。

アクセス解析で得られる「サイトの直帰率」という情報は、検索結果からの訪問者が、どれだけ別のページに移動してくれたかを知るための「指標」となります。

ふつう訪問者は、検索結果からたどり着いた「最初のページ」に興味を抱けば、そのまま記事を読み進めていきます。

そして、その記事に満足感を覚えた場合、訪問者は、今度は「そのサイト自体」に興味をいだきます。

そうすると、必然の流れとして訪問者は、そのサイト内の別ページへと移動するわけですね。

ですから、「サイトの直帰率」が高いという場合は、最初にたどりついたページから「別ページ」へ移動しなかったということですから、「最初のページの内容に満足できなかった」と考えられるのです。

反対に「サイトの直帰率」が低い、つまり、最初のページを見たあとに、別のページを見てくれている、という場合は、訪問者は、「最初のページの内容に満足してくれた」と判断できるわけです。

もちろん、最初の記事がものすごく長いという場合、たとえ訪問者がその記事に満足してくれたとしても、読み疲れて、そのまま去ってしまうこともあります。

そういった場合、たいていの訪問者は、その記事をブックマークに入れて再度、訪問してきてくれます。

しかし、そのような「動き」がアクセス解析から読み取れないという場合、その訪問者は、最初の記事に満足できなかった、と推測できるのです。

訪問者が去ってしまう「3つの原因」

サイトの直帰率が高いという場合、以下のような「3つの原因」が考えられます。

  • 記事の冒頭で興味を引けなかった
  • 興味は引けたものの、内容に満足できなかった
  • 内容に満足できたものの、次の行動が示されていなかった

検索結果からの訪問者に、記事を読み始めてもらうには、「記事の冒頭部分」で訪問者の興味を引かなければなりません。

ただ、「興味を引く」といっても難しいことではなく、「あなたの求めている情報は、この記事内にありますよ」ということを、冒頭部分で示せばよいのです。

もしくは、その記事の冒頭で何かを主張した場合は、「それを行うことで、こんなメリットがありますよ」と伝えることも、訪問者の興味を引くことになります。

いずれにしても訪問者は、その記事を読むかどうかを、まずは冒頭部分で判断する傾向にあるわけです。

もしも訪問者が、その冒頭段階で「興味」を覚えなかったら、すぐにそのページから去ってしまいます。そういった事態が重なると、「サイトの直帰率」が高くなってしまうわけですね。

興味を引くだけでは不十分

記事の冒頭で、訪問者の「興味」を引くことは重要ですが、それだけでは不十分です。

たしかに、興味を引かれた訪問者は、その記事を読み始めてくれるかもしれません。

しかし、そのあとの文章の内容が、支離滅裂としていたり、わかりきった内容だったり、自分が求めていることとは違っていたりしたら、訪問者は、そのページを離れてしまいます。

つまり、そういったことが重なれば、この場合も「サイトの直帰率」が高くなるわけです。

このような事態を防ぐためには、検索キーワードから読み取れる「ターゲットの求めていること」をしっかりと見定めたうえで、記事を書く必要があります。

ただしその際、知識が乏しいと、「薄く引き伸ばしたような記事」しか書けないため、十分なリサーチを重ねて、あらかじめ「必要な情報」をインプットしておく必要があります。

もちろん、リサーチしなくても記事を書けることが理想ですが、もし知識不足であるのなら、事前の十分なリサーチが不可欠なわけですね。

最後に行動を促しているか?

いくら訪問者が、その記事に興味をもち、熱心に読み進めてくれたとしても、それだけでは不十分です。

記事の最後で「次の行動」が提示されていないと、訪問者はそのまま去ってしまう可能性があるのです。

もちろん訪問者が、よほどその記事の内容に感銘したという場合は、みずから「別ページ」を探してくれることもあるでしょう。

しかし、記事の最後で「次の行動」を示している場合とくらべたら、間違いなく「サイトの直帰率」は高くなるはずです。

ですから、サイトの直帰率を下げるためには、記事の最後で「次の行動」を訪問者に示してあげる必要があるわけですね。

当サイトの場合であれば、「記事の一覧」に誘導するようにしています。

このように、記事の最後に「次に進んでほしいページへのリンク」を置くことで、訪問者は、そのページに進んでくれる可能性が高くなります。

なぜなら、記事の最後まで熱心に読んでくれた人というのは、その記事に対して、「高い満足感」を覚えているはずだからです。

訪問者は、

「すばらしい内容の記事だった。もっとほかの記事も読んでみたい」

ということで、次の行動を起こしてくれるわけですね。

・・・

・・・

以上、この記事では、「サイトの直帰率が高い」という場合、どのような原因が考えられるのかを見てきました。

その原因としては、以下の3つが考えられる、ということでしたね。

  • 記事の冒頭で興味を引けなかった
  • 興味は引けたものの、内容に満足できなかった
  • 内容に満足できたものの、次の行動が示されていなかった

あなたの記事の場合は、どれに該当すると考えられるでしょうか?

訪問者にすぐに去られてしまうと、その人を、あなたのサイトの「ファン」にすることはできません。

初めての訪問者に、できるだけあなたのサイト内を巡回してもらえてこそ、その訪問者を、あなたの「ファン」にしていくことができるのです。

そういったファンが多くなればなるほど、あなたのサイトからの収益が、どんどん増えていくことは間違いありません。

ぜひ、サイトの直帰率が高い原因を割り出して、記事の巡回率を高めていってください。