この記事では、メルマガのランディングページを作る際の「考え方」や「注意点」について解説していきたいと思います。

メルマガのランディングページは、とても重要です。

なぜなら、このランディングページ(LP)の内容いかんで、メルマガの登録率が変わってくるからです。

ランディングページというのは、「メルマガの登録ページ」のことですが、このほかにも「オプトインページ」「スクイーズページ」といった呼び方をする人もいます。

いずれにしてもメルマガの運営においては、まずは、この「ランディングページ」に集客し、メールアドレス(リスト)を獲得してこそ、一人の人を最大限に教育していくことができるようになるわけです。

この記事では、メルマガのランディングページとはどういったものなのか。

そして、メルマガのランディングページは、たんに「読者登録をしてもらうためのページ」というだけではなく、先々を見通した「戦略」のもと作成する必要がある、という話をしていきたいと思います。

ランディングページは「セールスレター」に似ている

メルマガ登録をしてもらうための「ランディングページ」は、よくセールスレターに例えられます。

セールスレターでは、まずは冒頭に、大きな目立つ文字でヘッドラインを書いて、訪問者の「興味」を引きつけます。

そのあとセールスレターでは、ボディーコピーに相当する部分で、読み手の「信頼」を獲得し、最後は、商品を購入してくれるように「行動」を促す、というのがセオリーです。

このような「興味→信頼→行動」という流れだけをみれば、メルマガのランディングページと、巷にあるセールスレターは、非常によく似ているわけですね。

しかし、もちろん、この2つには違いもあります。つぎは、その違いについて見ていきたいと思います。

ランディングページとセールスレターの違い

ランディングページの場合は、「無料登録」が基本なので、セールスレターよりも断然、敷居が低くなります。

そのためメルマガのランディングページは、セールスレターとは違い、以下のようなことが可能です。

  • 冒頭のヘッドラインのすぐ下で、行動を促すことができる
  • ヘッドラインの段階で、「無料」ということを伝えることで登録率が上がる
  • セールスレターよりも敷居が低いため、それほど長い文章である必要はない

まず、メルマガのランディングページ(LP)においては、ヘッドラインのすぐ下に「メルマガ登録フォーム」を置いたとしても、すぐに登録してくれる人がいたりします。

いっぽうセールスレターの場合は、こうはいきません。読み手は、「お金を払うに値するかどうか」を判断しなければいけませんから、ページの冒頭で、すぐに商品を注文するということは、まずありません。

また、メルマガのランディングページ(LP)においては、「無料」というのは大きなメリットです。

ただし、メルマガのランディングページの冒頭に「ヘッドライン」があるだけでは、「何かの商品の広告」と勘違いする人も出てきます。

そこで、ランディングページの冒頭に書くヘッドラインのなかで、しっかりと「これは無料のオファーですよ」ということを訪問者に伝えてあげることが大事になってくるわけですね。

さらに、メルマガのランディングページ(LP)では「ものを売らない」わけですから、「読み手が行動を起こすまでの壁」はそれほど高くありません。むしろ「非常に低い」といってもよいかと思います。

ですからランディングページは、セールスレターほど、長い文章を書く必要はないわけです。

ランディングページは、目的から逆算して考える

メルマガのランディングページ(LP)を作成する際は、たんに思いつきで作ってはいけません。

先々まで見すえて、しっかりした「戦略」のもと、ランディングページを作成していく必要があります。

あなたが、ビジネスを前提にメルマガを運営するのであれば、「最終的に、読者に勧めたい商品やサービス」があるかと思います。

そういった商品やサービスがすでに決まっているのであれば、ランディングページの作り方には、以下の3通りが考えられます。

  • 「すぐにでも商品やサービスがほしい」と思ってくれる人だけを集める
  • 将来的に商品やサービスに関心をもってくれそうな人を、広く集める
  • 商品やサービスに興味も関心もない、というところまで広げて集める

上記の3つは、下に行くほど、ターゲットの幅が広がっていきます。ただ、そのぶん、メルマガのなかで教育することが難しくなります。

いっぽう、「すぐにでも商品やサービスがほしい」という人だけを集めれば、メルマガのなかでは、ほとんど教育する必要がありません。

ただ、それだと、ターゲットが狭くなってしまい、メルマガの読者数にも影響してしまうため、ふつうは、真ん中の「将来的に商品やサービスに関心をもってくれそうな人」をターゲットに定めることが多いかと思います。

つまり、今現在は、「あなたの勧める商品やサービス自体」には関心はないけれど、そのテーマには関心がある人、いいかえれば、ちょっと「教育」すれば購入してくれるような人を集めるわけですね。

見込み客だけに絞り込む

いま述べたような戦略を取るのであれば、メルマガのランディングページでは、「あなたの考え」をしっかりと読み手に伝える必要があります。

つまり、メルマガのランディングページのなかに、「あなたの考え方はどのようなものなのか」「どのようなメリットが得られるメルマガなのか」ということを、しっかりと書いておく必要があるわけです。

もしも読み手が、「自分の考えとは大きく違っている」と思えば、メルマガに登録しませんし、その反対に、読み手がその内容に共感してくれれば、メルマガに登録してくれるわけです。

結局、読者をある程度「ふるい」にかけるのが、メルマガのランディングページということになります。

ちなみに、先ほど挙げた3つのうち「商品やサービスに興味も関心もない」という人をランディングページに集めた場合、のちのちの読者教育が大変になります。

その場合、もしメルマガ読者をうまく教育できなければ、読者が記事を読んでいくなかで、「このメルマガは自分には合わない」ということで、どんどん読者数が減っていきます。

であるなら、ランディングページの段階で、ある程度、登録者を「見込み客」だけに絞っておいたほうが賢明なわけですね。

ランディングページで、読み手を「教育」することもできる

さきほど、セールスレターとの違いということで、ランディングページの3つの特徴をご紹介しました。

  • 冒頭のヘッドラインのすぐ下で、行動を促すことができる
  • ヘッドラインの段階で、「無料」ということを伝えることで登録率が上がる
  • セールスレターよりも敷居が低いため、それほど長い文章である必要はない

このうちの最後にもあるように、メルマガのランディングページ(LP)は、それほど長い文章を必要としません。

ただ、ランディングページの文章を、まるでセールスレターのように長くして、そのなかで読み手を「教育」していくことも可能です。

つまり、ランディングページのヘッドラインを、「そのジャンルに興味がある」という人に広く訴えかけるようなものにして多くの人を集め、ランディングページを読み進めてもらうなかで、徐々に読み手を教育していくわけですね。

このようにすれば、より多くのメルマガ読者を獲得できますし、登録後のメルマガにおける「教育」もずいぶんと楽になります。

ブログやサイトで教育することもできる

もっと広げていえば、見込み客をランディングページに誘導するまえに、訪問者を「教育」することも可能です。

つまり、メルマガ読者を獲得するためには、まずは検索エンジンなどからブログやサイトなどに集客する必要があるわけです。

その際、ブログやサイトの記事を閲覧してもらうことによって、ある程度は「教育」することができるわけですね。

まとめると、一連のメルマガの運営においては、以下の3つの「教育」が可能になります。

  • ブログやサイト記事での教育(そのほかSNSでの教育など)
  • ランディングページでの教育
  • メルマガ記事での教育

このなかのどれかひとつに限定して「教育」してもいいですし、もちろん、この3つすべてで「教育」してもいいわけです。

ただ、考え方としては、ブログやサイト、ランディングページで、あまり教育しない方針をとるのなら、メルマガ記事で、よりいっそう教育に力を入れていかなければなりません。

その反対に、ブログやサイト、ランディングページで充分な教育をする方針をとるのなら、メルマガ記事では、それほど教育に力を入れる必要はないわけですね。

まとめ

以上、この記事では、メルマガのランディングページを作る際の「考え方」や、見落とされがちな「注意点」について解説してきました。

ランディングページ(LP)は、セールスレターとよく似た体裁ですが、じつはランディングページには、以下の3つの特徴がある、ということでしたね。

  • 冒頭のヘッドラインのすぐ下で、行動を促すことができる
  • ヘッドラインの段階で、「無料」ということを伝えることで登録率が上がる
  • セールスレターよりも敷居が低いため、それほど長い文章である必要はない

また、メルマガで最終的に紹介する商品やサービスがすでに決まっているのであれば、ランディングページの作り方には、以下の3通りがある、ということでしたね。

  • 「すぐにでも商品やサービスがほしい」と思ってくれる人だけを集める
  • 将来的に商品やサービスに関心をもってくれそうな人を、広く集める
  • 商品やサービスに興味も関心もない、というところまで広げて集める

メルマガのランディングページは、たんに「読者登録をしてもらうためのページ」というだけではなく、目的から逆算して、先々を見通した「戦略」のもと作成する必要があるわけです。

そのほか、あなたが「どのような人」を集めたいのかによって、その後の「教育」の難易度が違ってくる、という話もしました。

そして最後に、じつは教育というものは、3つの媒体で行うことができる、ということでしたね。

ぜひ、あなたがメルマガのランディングページを作成する際は、ここまでで解説してきたことを意識しながら「戦略的に」作っていってください。

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