「文章をスラスラと書けるようになりたい!」

そのようにお考えでしょうか?

誰でも、文章を書き慣れていないうちは、スラスラと書けないものです。

この記事では、文章が上手になるための「3つの方法」について解説していきたいと思います。

文章がうまくなるための「3つの方法」

文章をスラスラと書くためには、以下の3つの要素が必要になります。

  • 書こうとしているテーマの勉強をする
  • 上手な文章に多く接する
  • 日ごろから文章を書くクセをつける

まず大前提として、あなたのなかに「伝えたいこと」がなければ、当然、筆は進みません。ですから、まずはそのテーマに関して勉強し、知識を蓄える必要があります。

ただ、たとえあなたのなかに「伝えたいこと」があったとしても、文章を書き慣れていないと、なかなかスラスラと文章は書けないものです。

そのための対策は、できるかぎり普段から「上手な文章」に接することです。そうすることで、「文章の型」がだんだんわかってくるからです。

そのうえで、あなた自身が実際に「手を動かして」、日ごろから文章を書く習慣をつけることです。

どのようなスポーツにもいえることですが、実際に体を動かしてこそ上達していきます。スポーツは、本を読んだだけでは上達しません。これは「文章を書く」ということにも、そのまま当てはまるのです。

では、ここからは、上記3つのうちの2つ目「上手な文章」というものを、掘り下げてみたいと思います。

文章には「型」というものがあり、それを知るだけでも、あなたの文章は上達していくからです。

文章の「型」を知る

文章をスラスラ書くためには、文章における「全体構成の型」を知ることが、もっとも手っ取り早いといえます。

有名な型としては、「起承転結」があります。

  • 起(冒頭部分)
  • 承(それを引き継ぐ文章)
  • 転(急展開する文章)
  • 結(締めくくりの文章)

上に示したとおり、あなたが何かの記事を書く際、起承転結という4つのパーツに分けて考えるだけで、文章に対するハードルはうんと低くなります。

まずは記事の冒頭に、短い文章を書きます。これが「起」です。この場合、「記事タイトル」をさすのではなく、そのあとに続く冒頭の部分と捉えてください。

この「起」の部分では、まっさきに「結論」を書いて、読み手を引き込んでいくことがポイントになります。冒頭で読み手に「興味」をもってもらえなければ、それ以降の文章を読んでもらえないからです。

そして、そのつぎに来るパーツが「承」。「起」を意識しながら、それにつながるような、段差のない文章を書きます。

「起」は短い文章で構成されるので、それを「補足する」という意識で「承」の文章を書くようにします。「起」で引きつけた「読み手の興味」をさらに強めるような文章を書くことがポイントです。

さて、ここまで、あたかも読み手に滑り台をすべってもらうようにして誘導してきました。

しかし3つ目の段階「転」に来ると、一転して話がガラリと変わります。

この「転」には、話題を変えることによって、読み手を退屈させないという役割がありますが、「話全体に深みを持たせる」という役割もあります。どちらを採用するかは、状況によって変化するわけです。

もし「承」の部分で、具体的な話を展開したのなら、3つ目の「転」では、一般論を展開していきます。

もしも「承」の部分で、概要を示したのなら、3つ目の「転」では、その概要をよりくわしく展開していきます。

そのようにして「起」「承」「転」と記事を書き進めていったら、最後は「結」で話を締めくくります。この「結」では、なんらかの結論や教訓、読み手がすぐに取り掛かれるようなことを書くようにします。

一例としては、ダイエットの記事を書く場合、以下のように「起承転結」で構成するわけです。

  1. 「食事制限以外に運動も行うと、ダイエットに効果的」と主張する(起)
  2. 「その運動には有酸素運動と無酸素運動がある」と伝える(承)
  3. それぞれの運動のやり方を詳細に解説する(転)
  4. 「あなたも今日から、ダイエットのために運動しましょう」と呼びかける(結)

ちなみに1つ目の「起」の段階で、主張した直後に「簡単な理由」を述べると信憑性が増します。

そのうえで、3つ目の「転」の段階で、明確な根拠を挙げて「運動がダイエットに有効な理由」を説明すると、説得力のある記事になります。

文章には「決まり文句」がある

文章には、いままでご紹介してきた「全体構成の型」以外に、文章それ自体における「決まり文句」というものもあります。

この「文章の決まり文句」もいろいろ知っていると、文章がスラスラと書けるようになります。

たとえば、以下のような書き出しのパターンですね。

  • 「もしも〇〇ならば△△」
  • 「たとえ〇〇だとしても△△」
  • 「もちろん〇〇だとは思いますが、△△」
  • 「ただ、そうはいっても〇〇」

上記だけを見ても、よくわからないかもしれませんが、文章には間違いなく「書き出しのパターン」というものがあるのです。英語における「構文」のようなものですね。

このパターンを多く知っているほど、あなたは文章がスラスラと書けるようになります。

そして、この記事の冒頭でもお伝えしたように、こういった文章のパターンは、「上手な文章に多く接する」ことで、しぜんと身につけることができるのです。

さっそく今日から始めてみよう

以上、この記事では、文章をスラスラと書くための方法をご紹介してきました。

文章をスラスラと書けるようになるためには、以下の3つがポイントになる、ということでしたね。

  • 書こうとしているテーマの勉強をする
  • 上手な文章に多く接する
  • 日ごろから文章を書くクセをつける

そのうえで、この記事では、2つ目の「上手な文章」というものを掘り下げて、解説してきました。

そして、「起承転結」という型をご紹介しましたね。

じつは、この記事も「起承転結」の型に沿って構成されています。

ぜひ、今日からさっそく、あなたが書こうとしているテーマに関する本を読み始めてください。

もしもその本が、「上手な文章」で書かれていれば、上に挙げた3つのうち、2つ目も同時に達成できるので、できるだけ「上手な文章」で書かれた本で勉強することをお勧めします。

そして今日から、「文章を書くクセ」もつけてみてください。

学習したことをまとめた日誌でもいいですし、日常生活のことを書く日誌でもかまいません。

とにかく今日から、本を読み、文章を書く習慣をつけていくことが、あなたが文章をスラスラと書けるようになるためのコツといえるのです。

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