この記事では、「新聞広告に『白黒広告』を出す際の注意点」について解説していきたいと思います。

新聞広告というと「白黒」であることが多くなります。

しかし、「カラー広告」でないと、商品のよさが伝わらないケースもあるわけです。

そういったケースでは、「白黒広告」にしてしまうと、商品の成約率が下がってしまう危険があります。

この記事では、どういった広告が「白黒」でもよいのか、また、どういった広告は「カラー」であるべきなのか、それぞれ解説していきたいと思います。

「白黒広告」でもよいケース

広告主が新聞に広告を出す場合は、新聞自体が「白黒」を基調としているため、「白黒広告」で出すことが多くなります。

もちろん、そういったなかで「カラー広告」を出せば、読み手の注意を引きつけることが可能です。

しかし、それだと高い広告費がかかってしまうため、多くの広告主は、「白黒広告でも成約率が変わらないのであれば、白黒広告でいこう」と決めるわけですね。

そして実際、「白黒広告」だとしても、成約率にそれほど響かない広告というものは多く存在します。

たとえば、

  • 育毛剤の広告
  • サプリメントの広告
  • ドリンク系の広告
  • 健康グッズの広告
  • 枕や布団の広告

まだほかにもあるかと思いますが、こういった系統の広告であれば、そこに「カラフルな色」がついていなくても問題ないわけです。

こうしたケースでは、たとえ白黒の広告であっても、訪問者に「商品のメリット」が伝わるからですね。

ただ、世の中の広告には、絶対に「カラー広告」でないと成約率が落ちることは確実なのに、「白黒広告」を出してしまっているケースがあるのです。

「カラフルな色」を伝える必要がある広告

商品のなかには、「カラフルな色」で表現した広告でないと、訪問者に強く訴えかけられないものが存在します。

それは、たとえば以下のような商品です。

  • おせち料理
  • 宝石
  • 高価な絵画

まだほかにもあるかと思いますが、このような商品は、広告内に「カラー写真」を掲載しなければ、その良さが読み手に伝わりません。

「百聞は一見にしかず」といいますが、まさにその格言が当てはまるわけですね。

たとえば、新聞の一面を使って、6種類ほどの「おせち料理」の白黒写真が載っていたとします。

本来「おせち料理」というのは、その鮮やかな色を「目でも」味わうもののはずです。それなのに新聞広告に、「おせち料理の白黒写真」が載っていたりするわけです。

そのほか、「宝石」や「高価な絵画」を売る新聞広告に、白黒写真が使われていることがよくあります。

こういったケースでは、たとえ販売者側がコピーライティングを駆使して、広告内に長い文章を書いたとしても、「白黒広告」では何の説得力もありません。

では、どうしたらいいの?

理想をいえば、多少の広告費がかかったとしても、

  • おせち料理
  • 宝石
  • 高価な絵画

こういった商品の場合は「カラー広告」にすべきです。

「おせち料理」は期間限定の商品ですし、「宝石」や「高価な絵画」の場合は、1つの商品が売れただけでも、相当な売り上げになるわけですから、高い広告費を払ってでも「カラー広告」にすべきなのです。

ただ、それが難しいという場合は、以下の2つの対策が考えられます。

  • 「豪華カラー版の資料」を用意し、広告内から、その資料を請求できるようにする
  • 「カラー写真」を掲載したWEBページを用意し、広告内でそのURLを伝える

このどちらかの対策をとれば、新聞に掲載された「白黒広告」によって、とりあえずは読み手の「注意」と「興味」を引いて、そのあと、別媒体で読み手の「信頼」を獲得していくことが可能になります。

ぜひ、「カラー広告」でこそ成約率が上がる商品に関しては、いかに「カラー」で読み手に見てもらうのかということを考えるようにしてください。