ある程度の文章量の広告には、その途中に「サブヘッドライン」と「画像」を配置する必要があります。
そうすることによって、読み手の「興味」を持続させることができるからです。
サブヘッドラインというのは、広告の途中に何度が出てくる「本の小見出し」のようなものですね。
このような「小見出し」が広告の途中にあれば、まったくない場合にくらべて、興味をもって広告が読まれるというのは、なんとなくわかるのではないでしょうか?
そのようにして、読み手の「興味」を持続することに成功すれば、広告の成約率が高まることは間違いありません。
それでは、さっそく、広告における「サブヘッドライン」と「画像」の効果について、よりくわしく解説していきたいと思います。
記事の後半では、「サブヘッドラインの考え方はブログにも応用できる」といった話もしていますので、ぜひ、さいごまで目をとおしてくださいね。
サブヘッドラインとは?
「サブヘッドライン」というのは、その名前からもわかるように「ヘッドライン」のサブ的な位置づけになります。
広告においては、訪問者の注意と興味を引くために、冒頭に「ヘッドライン」という、大きめの文字で書かれたキャッチーなコピーを掲げるのがセオリーです。
訪問者は、そのヘッドラインに書かれている内容が、自分にメリットがありそうだと感じれば、広告自体に「興味」をいだきます。そして、広告を熱心に読み始めるわけです。
ただ、このような「大きめの文字で書かれたキャッチーなコピー」は、広告の冒頭以外でも活用していくことができます。
つまり、広告の途中にも、適宜このような「キャッチーなコピー」を配置することで、あらためて読み手の「注意」と「興味」をその広告に引きつけることができるのです。
たとえ広告の冒頭で、訪問者の興味を引いたとしても、それはまだ「浅い段階の興味」です。そのあとの文章の流れによっては、その興味の感情は、しぼんでしまいかねません。
そこで、広告の途中に適当な間隔で、ヘッドラインほどは大きくないものの「それなりに目立つ大きさのコピー」、つまり「サブヘッドライン」をいくつか挟んでいくわけです。
たったこれだけの配慮で、広告の読み手は、冒頭でいだいた「興味」を広告の最後まで持続していくことが可能になるのです。
以上の考え方は、「画像」にもそのままあてはまります。
もちろん短い広告の場合であれば、その途中に「サブヘッドライン」や「画像」を配置しないでもよいかもしれませんが、それなりに長い広告の場合であれば、これらを配置することが有効になるわけです。
広告は「流し読み」されることが大前提
広告というものは、基本的に、「読まれない前提の文章」です。
訪問者は、その広告をすべて読まないからといって、誰かに追及されることもないですし、生活上、とくに困らないからです。
だからこそ、広告においては、まずは訪問者の「興味」を引くために、冒頭にあるヘッドラインのなかで「訪問者のメリットになるようなこと」を謳うわけですね。
そして、もしも訪問者がヘッドラインに興味をもてば、その興味を”動機”として広告を読み始めます。
ただ、そうはいっても、先ほどもお伝えしたようように、広告の冒頭段階で引きつけた「興味」というのは、まだ浅い段階にあります。
そのため、訪問者は、まだ真剣に広告の文章を読んでいこうという気持ちにはなっていません。
すると、訪問者は、どのような行動をとるのでしょうか?
広告の冒頭を読んで「浅い興味」をおぼえただけの訪問者は、まずは、広告全体をザッと流し読みしていきます。縦に長いWEB広告であれば、まずは画面をスクロールしていくわけです。
そうすることによって、「読むに値する広告」なのかどうかをすばやく判断しようとするわけですね。
読み手の「流し読み」を予測して配置しておく
前項で解説したように、広告の読み手は、まずは「流し読み」をする傾向にあります。
ただ、そのときに、もしも広告の途中に、いっさい「サブヘッドライン」や「画像」がなく、文字だけが長々と書かれていたら、どうなるでしょうか?
それを目にした訪問者のなかには、読むのに嫌気がさしてしまう人もでてくるに違いありません。
そのような事態にならないためにも、「サブヘッドライン」や「画像」によって、広告を適切な”かたまり”に区切ってあげるわけです。
つまり、こうした見出しや画像を、広告の途中に”適切な間隔で”配置することによって、訪問者の「広告へのとっつきにくさ」を和らげることができるのです。
この「流し読み」によって、訪問者の興味が増幅されれば、その訪問者は、あらためて広告の冒頭にもどり、今度は一文一文をていねいに読み進めていってくれます。
もちろん、サブヘッドラインや画像というものは、その「ていねいに読み進めていく」段階になっても、読み手の「注意」と「興味」を引きつける役割を果たしてくれるわけです。
サブヘッドラインは「ブログ」にも応用できる
ちなみに、以上の考え方は、ある程度の長さの文章においては、すべてに当てはまります。
あなたがブログ記事を書いているのであれば、そのまま応用していくことができるわけですね。
実際、私のサイトの記事にも「サブヘッドライン」の考え方が反映されています。
たとえば、この記事では、「サブヘッドライン」のかわりになるものとして、「緑の帯の見出し」で読み手の注意と興味を引きつけるように配慮しています。
そのほか、「下線」や「黄色いマーカー」「画像」も読み手の注意と興味を引くことはいうまでもありません。
このように、文章の途中に「サブヘッドライン」や「画像」を配置するという考え方は、ブログ記事をはじめ、あらゆる文章において応用が可能なのです。
ぜひ、コピーライティングを駆使して文章を書く際は、読み手の興味を持続させるための工夫をこらしていってください。