あなたは、コピーライティングというものが、大きく2種類に分けられることをご存じですか?
それは「キャッチーな短い文章」を書くことと、「キャッチーではない長い文章」を書くことの2つのタイプです。
この2つのコピーは、まったく性格の異なる文章といえます。
しかし、そのどちらも、1つの広告、1つのブログ記事を書く際には、必要不可欠な要素になります。
ですから、この2つのコピーの違いを押さえることは、「コピーライティング」に対するあなたの理解を深めるためには避けて通れないのです。
それでは、よりくわしく解説していきたいと思います。
「短いキャッチコピー」と「長い文章」
コピーライティングにおける2つのコピーを理解するためには、まずはコピーライティングの定義から出発する必要があります。
コピーライティングの定義は、以下のようになります。
- 商品イメージや企業イメージを伝えるための文章を書くこと
- 商品やサービスを売るための文章を書くこと
この両方を総称して「コピーライティング」というわけですね。
そして前者に関しては、「短いキャッチコピー」が適しており、後者に関しては「長い文章」で伝えることが適しています。
短いキャッチコピーといえば、CM、あるいは新聞広告などでよく見かけるかと思います。
しかし、こういった短い時間、もしくは狭い広告スペースで何かを伝えようとする場合、「伝えられる情報量」にはおのずと限界があるわけです。
ですから、そのような状況では、「短いキャッチコピー」によって強烈なインパクトだけを、手早く視聴者や読者に与えることが得策なわけですね。
CMの場合、「長い文章」で何かを伝えようとしても、それを伝えきらないうちにCMが終わってしまいますし、狭い広告枠しかない場合は、そもそも長い文章を書くスペースがなかったりします。
いっぽう、文章を書くスペースに制約のない場合においては、「長い文章」を書いて、思う存分、商品のよさを伝えることができます。
その際に活躍するのが、後者の
「商品やサービスを売るための文章を書くこと」
という、「長い文章を書くタイプのコピーライティング」なのです。
「長い文章」を書くタイプのコピーライティング
この「長い文章を書くタイプのコピーライティング」は、以下のような状況で、その力を発揮します。
- 新聞や雑誌の広告において、広いスペースを確保した場合
- チラシ広告
- ポストに投函するダイレクトメール(封筒)
- インターネット上の広告、セールスレター
上記のような場合、時間の制約はありませんし、自分が書きたいだけの文章を書くことができます。
もちろん、新聞や雑誌の広告の場合、「自分が書きたいだけ」というわけにはいきませんが、それでも、広い広告スペースを確保できれば、それなりに「長い文章」を書くことができるわけです。
ふつう「コピー」というと、どちらかといえば「短いキャッチコピー」を思い浮かべがちですが、じつは、「長い文章を書くタイプのコピーライティング」のほうが活躍の範囲は広いわけですね。
そしてなによりも、「短いキャッチコピー」では、その場で商品やサービスを売ることはできませんが、「長い文章を書くタイプのコピー」であれば、その場で、成約をとることが可能になるのです。
ただ、厳密にいえば、「長い文章を書くタイプの広告」であっても、その冒頭には「短いキャッチコピー」つまり「ヘッドライン」を書く必要があります。
そのキャッチーなヘッドラインで、まずは読み手の「注意」と「興味」を引きつけるわけですね。
ただ、それはほんの一部です。「長い文章を書くタイプの広告」においては、そのほとんどが「キャッチーではない長い文章」が占めているのです。
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以上、「コピーライティング」は、短い文章を書くタイプと、長い文章を書くタイプに分けられるという話をしてきました。
そのうえでいえば、あなたがインターネットで収入を得ていきたいというのであれば、「長い文章を書くタイプのコピーライティング」のほうを、とくに身につける必要があります。
個人がネットビジネスに参入しようとした場合、ブログで稼ぐ方法がもっとも手軽ですが、その際に書く「記事」には、「長い文章を書くタイプのコピーライティング」を応用することができるからです。
もちろん、その場合であっても、記事タイトルや、途中に配置する見出しに「短いキャッチコピー」が応用できることはいうまでもありません。
ただ、これに関しても「短いキャッチコピー」の活躍の場は、ごくわずかです。
あなたがこれからインターネットビジネスで飛躍していきたいと思われるのなら、ぜひ、「長い文章を書くタイプのコピーライティング」に、とくに注目してみてください。